★★★★超重要なお知らせ★★★★ アクセス過多でエラーが頻発する状況を鑑みて、ブログを別個新設しました。今後は、新 元馬術選手のコラムにて発信を行ってまいりますので、宜しくお願いします!!

ホソジュンがよく言う「一歩目もスムーズに出ましたし・・・」って何なのか解説してみた

競馬用語はともかく、馬乗り用語というのはどうも一般に浸透していないものも多い。

以前、このブログで「馬をおだてる」by福永騎手や、「背中の使える馬」なんてのを解説したが、こうした馴染みの薄い表現は、馬乗りの間では普通に通じるものの、一般の人には通じないだろうと思う事も多い。

今回は、そんな馬乗り用語の中でも2017年現在、関東の競馬番組でやたらと耳にする「一歩目がスムーズに出た」について解説する。

【質問回答】背中の使える馬・2歳戦の価値

「一歩目がスムーズに出る」とは

まず、これが誰の定番セリフなのかと言う所から言及する。

関東の競馬番組は「みんなのKEIBA」と言う番組なのだが、これに解説員としてレギュラー出演しているのが元JRAジョッキーの細江純子女史、通称「ホソジュン」だ。

「一歩目がスムーズに出る」と言うフレーズは、返し馬を解説する時にホソジュンがよく使い、逆に安藤勝己元騎手や岡部幸雄元騎手が使った事はない。

これ、一体、ホソジュンは何を言いたいのか?

毎回思うのだが、これ、絶対、馬乗り未経験者には分からんぞ。

と思うので、解説していく。






一歩目がスムーズに出るのが何故重要??

なぜホソジュンは一歩目がスムーズに出るかどうかに着目しているのか。

いきなり答えを言うと「馬が必要以上にヒートアップしないため」だ。

返し馬は、騎手が乗り味を確認するのもそうなのだが、直前で色々と精神的・肉体的に細かい微修正を入れている。よく見かける例で言えば、誘導馬の真後ろを歩かせる事により、他馬の後ろにつけた時の緊張を緩和したり、口が左に寄っている馬がいれば、左周回で右に張りながら乗る等。こうした馴致効果は継続して続く事はないが、その場だけ多少の効き目があったりする。

返し馬は、こうした馬の作り込み、準備運動的な側面を持っているのだ。これを踏まえて解説していく。

返し馬でキャンターを出す際はやんわりと軽く踏み込んで一歩目を出すのが望ましい。

なぜなら、軽いキャンターを出して徐々に歩度を上げていく事で、ハミを引き込む事なく馬の気勢を程よい所まで上げていける。これにはリスクがない。馬がリラックスしていれば、筋肉も伸長しやすいのでストライドを自然に大きく取る事も可能だ。

逆に、一歩目をガツンっと出してしまうと馬の気勢が一気に上がってしまい、想定以上にヒートアップしてしまう可能性がある。しかも、これを修正するために手綱を引いて減速させなくてはならない。これもレース前の馬には非常にリスキーで、「手綱を引く=ハミが掛かって」しまう恐れがあるため、一歩目の踏み込みにスムーズさを欠くと、レース前に既に折り合いを欠き易い精神状態に馬を持って行きかねない。

ホソジュンはこれを重くみているのだ。




返し馬のキャンターに入る場合、多くの馬が馬場入場後の左旋回、右旋回を利用して一歩目踏み出している。この入り方だと、馬が深く踏み込む事が出来ないので、自然にスムーズにキャンターの一歩目が出やすかったりする。逆に真正面を向いている時にキャンターを出すと、馬が深く踏み込み易いので、一歩目のスムーズさを欠く危険率が上がる。

似たような理屈で待機スペースから、ゲート前に移動する時に馬を外ラチ前につけて横歩きさせて移動させているのも殆どの馬が実施しているが、これもゲートを真正面に見させて移動させると馬がぶっ飛びかねない、ヒートアップしかねない、との理由による。

大雑把に解説してみた。こんな用語を解説してほしい等の質問があれば是非どうぞ。

これから夏競馬に入っていくので、質問回答はできる時間は増えると思うよ。

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コメント

  1. かりん より:

    矢作調教師も言ってた気がします
    素人じゃわからないです